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プジョー 308SWが欧州で発表。ホイールベースとリアオーバーハングを拡大し、躍動感のあるデザインに

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プジョー 308SWが欧州で発表。ホイールベースとリアオーバーハングを拡大し、躍動感のあるデザインに

2021年6月21日、オートモビルプジョーが新型「プジョー308SW」を欧州で発表した。3月にワールドプレミアされた新型308のハッチバックに続いて、このステーションワゴンであるSWモデルが登場したことで、いよいよ308シリーズも新時代へと突入する。なおプジョー308SWは、308のハッチバックと同様、フランスのミュルーズ工場で生産され、ハッチバックよりやや遅れて2022年初には欧州での販売を開始される予定となっている。

ホイールベースとリアオーバーハングを拡大、全長は4640mmに
「30シリーズ」はプジョーの中核となるCセグメントモデルで、欧州を代表するコンパクトカーとして高い人気を誇ってきた。累計生産台数700万台を超える、まさにプジョーを代表するモデルで、このシリーズは歴代プジョーの新世代を牽引することが多いが、今回も新しいブランドロゴを採用する最初のモデルとなっている。

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ちなみに、プジョー30 シリーズは世代ごとに末尾の数字が増えるネーミングが採用されてきたが、先代よりモデルチェンジしても末尾は8のままとなっており、車名は現行型と同じ「308」を継承するが、完全なフルモデルチェンジとなる。

そんな新世代「プジョー308」は、3月にまず「ハッチバック」でワールドプレミアされたが、今回いよいよ「SW」が登場した。

そのデザインは、新世代「プジョー308」のスタイリングを継承して、シンプルで滑らかなサイドビュー、膨らんだフェンダーなどにより、躍動感を強調したものになっているが、「SW」では絶妙なバランンスと洗練されたリアエンドを備えて、先進的なコンパクトエステートにまとめあげられている。

ホイールベースはハッチバックよりも55mm伸ばされて2732mmとなり、さらにリアオーバーハングは空気の流れと実用性を考慮してリアスカートを延長したことで、全長は4640mmとなった。(リアオーバーハングはハッチバックより21cm長い)

この結果、2列目のニールームは129mmもあり、ラゲッジスペースは最大1634Lの容量が実現されている。また、後席は40:20:40の分割可倒式で、1.85mの長尺物も搭載することができる。

ラゲッジスペースには、12Vソケット、後席折り畳みボタン、収納ネット、バッグフック、LED照明なども装備されている。またテールゲートは電動式で、さまざまな方法で操作できる。

もちろん、新世代モデルらしく、フロントには新しいブランドロゴ、ライオンの爪をイメージした縦型のデイタイムライト/ウインカーユニット、リアでは精悍な小型テールランプが強い個性を放っている。

メカニズムはハッチバックモデルと同様で、パワートレーンは3気筒1.2LガソリンターボPureTech(110ps仕様/130ps仕様)と1.5LディーゼルターボBlueHDiに加え、1.6Lガソリンターボを搭載する新世代PHEV(プラグインハイブリッド)モデル2種を設定。プラグインハイブリッドのハイパワー仕様「HYBRID 225」は、最高出力132kW(180ps)/6000rpm、最大トルク250Nm/1750rpmを発生する1.6Lエンジンと、最高出力81kW(110ps)/2500rpm、最大トルク320Nm/500-2500rpmを発生するモーターを搭載して、システム総合225psを発揮する。

駆動方式はPHEVモデルを含めて、全車FFとなる。

ドライビングエイド(先進運転支援システム・ADAS)やプジョー独自のiコックピットは最新世代のもので、ボディカラーは、アバターブルー、エリクサーレッド、パールホワイト、バンキスホワイト、アルテンスグレー、プラチナグレー、ペルラネラブラックの7色が用意される。

新しいプジョー308 SWは、フランスのミュルーズ工場で生産され、2022年初には欧州で販売が開始されることになっている。ただし、日本への導入計画はまだ明らかになっていない。

プジョー308 SW 1.5 BlueHDi 主要諸元
●全長×全幅×全高:4636×1852×1444mm
●ホイールベース:2732mm
●車両重量:1382kg(6速MT仕様)/1400kg(8速AT仕様)
●エンジン: 直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1499cc
●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm
●最大トルク:330Nm/1750rpm
●トランスミッション:6速MT/8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油52L
●タイヤサイズ:205/55R16~225/40R18
※欧州仕様

プジョー308 SWハイブリッド225 主要諸元
●全長×全幅×全高:4636×1852×1444mm
●ホイールベース:2732mm
●車両重量:1687kg
●エンジン:直4DOHCターボ+モーター
●総排気量:1598cc
●最高出力:132kW(180ps)/6000rpm
●最大トルク:250Nm/1750rpm
●モーター最高出力:81kW(110ps)/2500rpm
●モーター最大トルク:320Nm/500-2500rpm
●バッテリー容量:12.4kWh
●システム総合出力:165kW(225ps)
●システム総合トルク:360Nm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:40L
●タイヤサイズ:225/40R18
※欧州仕様

[ アルバム : プジョー308 SW はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

1件
  • 欧州車はそれぞれの国の良さや個性が出ていたものだが、最近はそこが薄れつつある気がしてならない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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